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インフルエンザが大流行です

症状は突然の高熱に全身の倦怠感・関節痛などの俗にいうサイトカイン症状が主です

普通の感冒とは明らかに症状が異なり起き上がるのがやっとというくらいの倦怠感がありますから、表情は憔悴し眼の焦点も合わない方が稀ではありません

新型コロナ感染症とは異なり効果の強い抗ウィルス薬が比較的安価で利用でき早期に服用すればそれだけ排出ウィルス量も減りますからご家族や友人への感染も防げます

飛沫感染ですのでマスク着用が防御には効果的です。

ぜひマスク着用をお願い致します

 

堺市では10月1日よりインフルエンザワクチンと新型コロナワクチン接種が始まります。

インフルエンザワクチン

新型コロナワクチン

当院では

インフルエンザワクチンは2,800円(13歳以上の方は一回接種)

新型コロナワクチン(ファイザー社製)は15,000円 です。

堺市に住民票のあるの65歳以上の方の自己負担額ははインフルエンザワクチンが1,500円、新型コロナワクチンは3,200円です。

予約は不要で同時に両方を摂取することも可能です。

ただ、ワクチン仕入れの都合でインフルエンザワクチンは10月3日より開始させて頂きます。

 

 

 

 

4月からはCOVID19に対する政策が変わります。

発熱外来を実施していない全ての医療機関で、ほかの患者から隔離することなく対応することが可能となります。

現実に医療機関によってはほかの患者さんと同じ待合室で発熱患者さんにお待ちいただくというケースも見られるようになるかもしれません。

しかしながら、当院では従来通りに発熱の方は予め電話でお申し込み頂き、ほかの患者さんとは別のお部屋でお待ちいただくというシステムを継続したいと思います。

通院治療をされている方の中には重症の呼吸器疾患・心疾患をお持ちの方や免疫能が低下し一旦感染すれば重症化が予測される方も多くおられます。

そういった方を感染から守るためには必須の方法だと考えます。

また、政策により新型コロナに対するワクチンの公費摂取は3月末で終了いたします。

インフルエンザウィルスと同様に頻繁に流行株の変異が起こり新しい免疫を獲得するために半年または一年毎のワクチン接種が必要となるかも知れません。

恐らく今秋には追加接種に関する情報が発表されると思いますが、どの程度の公費補助があるのかは未定です。

分かり次第このHPでお知らせいたします。

 

最近成人のRSウィルス感染を啓蒙するテレビCMが流れていますね。

RSウィルス感染というと小児疾患の印象がありますが、成人にも感染します。

体力のある大人でしたら単なる感冒といった印象しかないのですが60歳以上の方が感染した場合には肺炎など合併する頻度が高くなり時として致死的経過をたどるケースも見られるようです。

最近RSウィルスに対するワクチンが発売されました。

対象は60歳以上の成人ですが、重症化を予防する効果があるとのことです。

一度接種するとしばらく効果は持続し毎年接種する必要はないそうです。

ただし、インフルエンザや肺炎球菌ワクチンなどのような自治体からの補助はなく全額実費で25,000~30,000円程度の費用がかかります。

高額なワクチンですので常に在庫している医療機関は少ないと思います。

ご希望の方はお問い合わせください。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230828/k10014177051000.html

 

新型コロナウィルスが5類に変更後最大の流行を迎えています。

全例報告ではないので正確な数字は不明ですがどうやら過去最大の流行になりそうな勢いです。

インフルエンザウィルスが毎年変異を遂げ毎年ワクチンを接種しなければならないのと同様、新型コロナウィルスも常に新しい変異株が出現します。

デルタ株が大流行したのはご記憶の通りですが、現在流行の主流はオミクロン株です。

そしてオミクロン株も多くの変異した亜型が存在しそのうち特に感染力が強いなど注意するべき株は図の通りです。

問題は自分がその株にどの程度抵抗力があるのかということですが、新たに流行している株は多くの変異があり旧来のワクチン接種では予防できないことが多くみられます。

現在話題のEG.5(通称エリス)やBA.2.86(通称ピロラ)は現在われわれが持っている免疫力では感染を防げなさそうで大流行の可能性が指摘されています。

追加ワクチン接種はぜひ受けて下さい。

 

 

 

先週は私自身が新型コロナウィルスに感染し多くの方にご迷惑をおかけしました。

本当に申し訳ありませんでした。

新型コロナウィルス感染症は診断した場合には速やかに届け出る義務があり、厚生労働省のサイトにアクセスすれば当院で何名の新型コロナ感染者の方を診断したかが分かります。

そのサイトを見て「もう710名の方を診断したのか」と思っていたら711人目の感染者が自分だったという間抜けな話です。

感染対策は万全のつもりでしたので、今でもどこで感染したのかが分かりません。

症状は極めて軽微で普通の感冒以下でしたので、部屋にこもっているのが余計苦痛でした。

現在の新型コロナウィルス感染症の致死率はインフルエンザよりむしろ低いそうで、5月からは5類感染症に移行するそうですがそれでも病気にはかからないに越したことはありません。

外出の際にはマスクをして感染には十分お気を付けください。

 

 

いつも当院の発熱外来運営にご協力を頂き本当に有難うございます。

ご存じのように当院では発熱や感冒症状のある方は一般の方とは厳密に分けて一階の発熱外来で診察をさせて頂いております。

現在はコロナとインフルエンザが同時に流行しており鑑別に苦慮します。

また最近のコロナ感染は比較的軽症の方が多く、全く発熱のない方も珍しくありません。

単なる咽頭痛や頭痛、倦怠感あるいは下痢のみのコロナ感染症の方も多くみられます。

もちろんこう言った場合にも他人に対する感染力は同じです。

ですので、熱がないから、咳が出ないからといってコロナではないと言い切れないのが現状です。

発熱が無くても感冒症状や下痢のある方は予めお電話いただき発熱外来をご利用ください。

 

コロナウィルスパンデミックで本当に多くのことを経験し多くのことを学びました。

現在当院で実施している発熱外来は、発熱または上気道炎症状のある方は受診前に予め問診をし階下の別室で診察をする、発熱患者さんを一般の患者さんから完全に隔離するという方法です。

これはもちろん新型コロナ感染症を念頭に置いたものなのですが、どうして今までこのような方式をとらなかったのだろうと自問自答することがあります。

パンデミック前を思い出せば、特に冬の風邪の季節にはどこの医療機関も同じ待合室に糖尿病の方、喘息でステロイドホルモンを服用されている方、膠原病で免疫抑制剤を使用中の方や肺気腫の方が風邪やインフルエンザの方と一緒にお待ちでした。

新型コロナ肺炎を診療するようになって感染対策に配慮するようになった今から考えると、以前はなんと配慮のないことをしていたのかと痛感します。

単なる風邪でも肺気腫の方や免疫機能の抑制されている方は時として致死的になります。

いつかこの新型コロナウィルスパンデミックが終息しても、私は現在の発熱外来という診療方法を継続しようと思います。

このパンデミック下では多くのことが初体験です。

発熱患者さんの受診を制限するなどということは想像すらしたことがありませんでしたし、国民全員に出来るだけ早くワクチンを接種するなどということも初めての経験です。

ワクチンを開発する会社、ワクチンを購入し自治体に供給する政府、ワクチンを分配・配送する自治体にそれを接種する医療機関。

皆が初めての作業を知恵を絞りながらすすめている状況では、予想と違って上手くいかないことの連続だと思います。

クリニックでこれだけ多くの方に予約をおとりした経験も初めてですし、こんなに多くの方の接種を急ピッチで進めていることも初めてです。

ワクチン供給が滞り、せっかく予約頂いた方に予定通り接種できるのか不安になったときは予約いただいた方々から相当厳しいお叱りを受けるものと覚悟しておりました。

しかしながら実際には多くの方々から、医療機関の苦労をお察しいただき暖かい励ましのお言葉を頂戴する日々です。

この危機的な状況にありながら他人に配慮される方々からは大切なことを教えて頂いたと思います。

上手くいかない時にこそ周囲の方の苦労を思いやる余裕の大切さを学びました。

当院では例年ひと冬(10月21日~1月31日)で約500名の方にインフルエンザワクチンを接種していますが、現在は一カ月に約650名のペースで新型コロナワクチン接種を実施しております。

ご不便をおかけすることも多いと思いますが、寛容なお心でお付き合いをお願い致します。

今冬の風邪やインフルエンザは新型コロナ肺炎との鑑別が必要で待合室も他の方からの隔離が求められます。

当院でも点滴室を改装し臨時の発熱患者様専用のスペースを設置しました。

発熱や呼吸器症状のある方はここでお待ちいただくことをお願い致します。

またこの措置に伴い点滴ベッドは2床になります。

ご迷惑をおかけいたしますが、この新型コロナ肺炎の流行が終息するまで何卒ご協力をお願い致します。

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