投稿

新クリニック建設工事が進行しております

駐車場などご迷惑をおかけしていると思います

移転は8月中旬を予定しており準備を進めているところです

移転後は現在のクリニックビルは解体し駐車場として整備する予定です

現在の敷地内の植栽はできるだけ残したいと考えております

玄関前の姫りんごの花が今年もきれいに咲きました

もう少しすればつつじも真っ赤に咲くと思います

毎年このつつじを見てまた一年経ったなあと実感します

大学病院勤務時代には近鉄電車の産業医のお手伝いをさせて頂いておりましたが、衛生巡視で葛城山のロープウェイに乗って葛城山頂に行くのが楽しみでした

一面野生のつつじで本当に見事な光景でした

クリニックのつつじもとても美しい真っ赤な花を咲かせます

今年でこのつつじを見るのは23回目になるはずです

 

本日当院スタッフと宮園建設様とで土地のお清めの式を行いました

明日から新クリニック建設工事が始まります

工事期間中は駐車スペースが極めて限られ、現在のクリニック玄関前に若干のスペースが確保できるのみです

このスペースは脚の不自由な方や介助の必要な方にお譲りいただき一般の方は隣接するエコ薬局の駐車場をご利用ください

後期は約半年を予定しております

工事期間中はご迷惑をおかけすると思います

何卒ご理解とご協力をお願い致します

 

 

当院では昨年秋から院内で末梢血液一般・生化学検査が実施可能になりました

緊急の場合は血液検査の結果が約10分ほどで分かります

 

京都大学の本庶佑先生がノーベル賞を受賞し有名になった免疫チェックポイント阻害薬も現在では10種類以上が臨床応用されており、私のような循環器内科開業医でも投与中の患者さんにお目にかかる機会は頻繁です

心筋炎、サイトカイン放出症候群、下垂体炎、重症筋無力症、Ⅰ型糖尿病など免疫チェックポイント阻害薬は従来の抗がん剤にはなかった多彩な副作用がみられます

そのうちのいくつかは予後不良で特に心筋炎は症状が非特異的で軽微であるにもかかわらず致死的経過をたどるケースが珍しくありません

免疫チェックポイント阻害薬を投与されている方が発熱や倦怠感を自覚された場合には直ぐに対応できるようにと考えたのが上記の検査機器を導入した理由の一つです

また免疫関連有害事象(免疫チェックポイント阻害薬の副作用)に緊急で対応できるように最大量のステロイドホルモンであるソル・メドロールも在庫しております

 

私が勤務医であった頃は循環器内科はがんとはほとんど無縁の科でした

心臓には実質上がんはありませんし(極めてまれに肉腫という悪性腫瘍はあるのですが)抗がん剤を処方する機会もありません

しかし現在ではがんに対する化学療法は進化し多くの科が連携しないと継続できないものになっています

医学の進歩は診療科の概念も変えるようです

 

 

 

インフルエンザが大流行です

症状は突然の高熱に全身の倦怠感・関節痛などの俗にいうサイトカイン症状が主です

普通の感冒とは明らかに症状が異なり起き上がるのがやっとというくらいの倦怠感がありますから、表情は憔悴し眼の焦点も合わない方が稀ではありません

新型コロナ感染症とは異なり効果の強い抗ウィルス薬が比較的安価で利用でき早期に服用すればそれだけ排出ウィルス量も減りますからご家族や友人への感染も防げます

飛沫感染ですのでマスク着用が防御には効果的です。

ぜひマスク着用をお願い致します

 

当院では磁気カードの診察券の他に携帯電話を診察券として使うデジスマ診察券がご利用いただけます

デジスマ診察券では

・自宅から診察の順番取りができる

・予め登録したクレジットカードで後日清算が可能(受付での会計が無くなる)

・オンライン診療

などの利用方法がありますが、

iPhoneでお使いの方はヘルスケアとリンクしスマホから記入した血圧・心拍数・歩数・摂取カロリーなどが当院の電子カルテ上に表示されます

紙の血圧手帳を持参いただく必要が無くなり便利です

ぜひご活用ください

 

日によりましては待ち時間が随分長くなりご迷惑をおかけしております

当院ではデジスマ診療というシステムを採用しております

当院HPからデジスマ診察券をインストールし当院を登録いただくと、スマホから診察予約ができます

時間予約はできませんが順番取りが可能で、スマホにあと何人待ちかが表示されます

ご自宅で順番取りをされて自分の順番が近くなってから来院・受付をされると診察室での待ち時間が短縮できます

また血液検査閲覧ソフトも10月1日から利用可能です

ぜひご活用ください

デジスマ診療 ーオンライン診療のご予約ー

 

 

 

 

スマホで健康管理「ウィズウェルネス」のご案内

 

 

 

 

 

半藤一利さんの著書は大好きでたくさん読んだと思います

現在読んでいるのは「昭和史 戦後編」です

半藤さんの著書は多くの場合一次資料を中心に内容が構成されており「どうしてそんなことまでご存じなんですか?」とお聞きしたくなるほど歴史の詳細が正確に語られています。

歴史書でよくある話題が「我々日本人はなぜあのような不幸な戦争に突入したのか?」で、これについては多くの意見がありますが、あの当時の日本人全体を包んだ高揚感をこの著書の前作ともいえる「昭和史」では実感することができます

NHKの大河ドラマにもなった司馬遼太郎の名作「坂の上の雲」のオープニングのセリフでも日露戦争について同様のことが語られています

 

 

半藤さんの歴史書では本当に多くのことが学べますが、それを一つ一つ批判的な目で吟味し自分自身の頭で理解することが大切だと思っています

 

 

 

当院では8月から新しい電子カルテを導入しそれに伴い院内のシステムも若干の変更をしております

診察券は磁気カードになり受付や自動精算機に使用できます

スマホを診察券として使用でき自宅から診察の順番取りができます

これ以外にも新しい機能に私自身が驚かされることがあります

問診はユビーのAI問診を採用しているのですが、この問診票をスマホから記入いただくと電子カルテには

可能性のある病気一覧が表示されそれに関する診療ガイドラインや新しい情報が表示されます

実際に私が下した診断名を記入することでAIは学習しさらに進化します

電子カルテでは検査結果から短期間で再検査が必要である警告が表示されますし、薬同士の相互作用の警告も画面に現れます

処方を記入しようとすると候補薬の一覧が表示されるのですが

「どうして私が処方したい薬が分かるの?」

と聞きたくなるような一覧が現れその中からクリックするだけで容量用法まで自動入力されます

さらに「帯状疱疹ワクチンを推奨される方です」といった予防医学の警告も出ますから驚きです

先日トヨタ自動車のハイブリッドシステムの解説書を読みました

以前からエンジンとモーターをどうやって組み合わせ変速するのかに興味があったのですが実際に読んでその発想に驚きました

基本理念はシンプルなのですが実用化するシステムはまさに革命的でノーベル賞級の発明でした

世界中がEVシフトなどど言っていますが、他のメーカーがトヨタについていけないのでEVに逃げただけなのでは?と思わせるくらいの、ある種天才的な発想でした。

技術の進歩は常に人を幸せにすると信じています

新しい技術を開発した人には本当に敬意を感じます

 

今月から新しい受付のシステムを導入しております。

スマートフォンをお使いの方はデジスマ診察券というアプリをダウンロードして頂ければ診察券として利用頂けます。

自宅からスマートフォンで診察の順番が予約可能で、あと何人待ちかがリアルタイムにスマホに表示されます。

時間を見計らってご来院頂ければ院内でお待ちいただく時間は短くなります。

また予めクレジットカードを登録しておけば後日自動引き落としになり窓口での会計が不要です。

さらに10月ごろをめどに電子処方箋を導入致しますので、窓口で処方箋を受け取る必要もなくなり、診察後は直接薬局に向かえば良いだけになります。

またこのアプリはオンライン診療にも活用できます。

ぜひご活用ください。

デジスマ診療 ーオンライン診療のご予約ー

 

 

 

 

 

映画「アントニオ猪木を探して」を観ました。

他の同年代の男性と同様、私も子供の頃はアントニオ猪木のプロレスに熱中しました。

大学生時代はプロレスエッセイを週刊プロレスに投稿し、頂いた原稿料でプロレスのチケットを買ったりしました。

原稿用紙5枚のエッセイが採用されると現金書留で5,000円が届きます。

その5,000円を持って橿原市立体育館の新日本プロレスの興行を観に行きました。

定時まではチケットを正規に買って入場しなければなりませんが、第一試合が始まると入場口の受付は若いお兄さんに交代します。

そこを狙って「チケット要らんねんけど」というと本当は入場料5,000円のところを3,000円で入場させてくれます。

チケットの発行は無しで、その3,000円はそのお兄さんのポケットにしまわれます。

プロレスファンの間では有名な藤波辰爾さんのいわゆる「噛みつき原爆固め」をリングサイドで見た感動は今でも鮮明です。

映画「アントニオ猪木を探して」は多くのファンや関係者がアントニオ猪木に対する思い入れを語り、

いわば多くの虚像を集めることによってアントニオ猪木という実像に迫ろうという内容でした。

多くの人間がそれぞれの思い入れのあるアントニオ猪木さんはやはり偉大な方だなあと思いました。

引退試合観客動員数70,000人は未だに破られない大記録だそうです。

常に八百長とかショーだとか揶揄されたプロレスですが、猪木さんはそう言ったマイナースポーツとしてのプロレスに関してコンプレックスを持っていたとお聞きしたことがあります。

コンプレックスこそ人間を成長させる原動力なんでしょうね。