不整脈の話 14 房室結節回帰性頻拍
房室結節回帰性頻拍は一般の方には聞きなれない、おそらく初耳の不整脈と思いますが内科では時折見かける不整脈です。
特徴は心拍数が急に早くなり多くの場合安静時にも拘らず140~160/分といった高度の頻脈になります。
症状は動悸とそれに伴う息切れや多尿などです。
長時間持続すると心不全になりますが、自然停止することも多く受診時には治まっていて診断がつかないということも珍しくありません。
繰り返す場合はアブレーション治療の適応になりますが、発作時の心電図を記録することが必要です。
そしてこれが実は容易ではありません。
24時間心電図や携帯型心電図を試しますが、発作をうまく捉えられないケースも多く診断に難渋します。
こういう場合アップルウォッチが有用でしょうね。