雑談 53 半藤一利さん
半藤一利さんの著書は大好きでたくさん読んだと思います
現在読んでいるのは「昭和史 戦後編」です
半藤さんの著書は多くの場合一次資料を中心に内容が構成されており「どうしてそんなことまでご存じなんですか?」とお聞きしたくなるほど歴史の詳細が正確に語られています。
歴史書でよくある話題が「我々日本人はなぜあのような不幸な戦争に突入したのか?」で、これについては多くの意見がありますが、あの当時の日本人全体を包んだ高揚感をこの著書の前作ともいえる「昭和史」では実感することができます
NHKの大河ドラマにもなった司馬遼太郎の名作「坂の上の雲」のオープニングのセリフでも日露戦争について同様のことが語られています
半藤さんの歴史書では本当に多くのことが学べますが、それを一つ一つ批判的な目で吟味し自分自身の頭で理解することが大切だと思っています