心臓病の話 1 感染性心内膜炎
感染性心内膜炎とは心臓の構造的な異常や人工弁などの異物に菌が付着・増殖して菌の塊を形成し心臓の構造を破壊する病気です
菌の塊が血流にのって脳などの遠隔臓器に塞栓などをおこしたりもしますとても恐ろしい病気です
感染性心内膜炎になりやすい危険因子は分かっていて、特に人工弁はハイリスクです
抜歯などの歯科処置や、掻爬疹を伴うほどの皮膚疾患が原因となると言われています
歯根や皮膚から侵入した菌が弁などに菌塊を形成しますのでハイリスクの方はそういう処置の際に予め抗菌剤を内服することも推奨されます
先天性の心疾患や人工弁植え込み手術の既往のある方は抜歯前に主治医に相談されるのが良いと思います






