雑談 71 つつじと歴史
新クリニックの花壇にもつつじを植えたのですが1年目で早くもきれいな花が咲き始めました
つつじを見るといつもつつじが崎と呼ばれる館に住んだ戦国時代の武将武田信玄を連想します
初めて戦国時代の歴史に興味を持ったのは1973年に放映されたNHK大河ドラマ国盗り物語です
実際に起こったドラマチックなストーリーをワクワクしながら観ました
それ以来多くの歴史の物語を読んだのですが、物語というのは脚色が多く実際の人物像とは違った描かれ方をされています
ですので興味を持ったことは歴史資料を読んだりするのですが、そうすると巷に信じられているものとはずいぶん違った人物像が見えたりしてそれはとても面白い発見です
歴史的英雄も結局一人の人間なんだなと感慨深くなることもあります
戦国時代には本当に多くの物語があるのですが、私が一番興味を持っているのは武田信玄が三方ヶ原で徳川家康に圧勝した後にさらに西に進軍し織田信長領に入る手前で急に進軍を中止し4か月もの間動きを見せなかったことです
当時もっとも強大な軍事力を有したのは織田信長で、早くから京都・近江・堺といった政治・物流・貿易の中心地を掌握し他の武将とは桁違いの経済力を背景に天下布武を掲げて天下統一に邁進しており、それだけに周囲は敵だらけだったようです
北陸の朝倉義景と対峙したときは妹婿の浅井長政の裏切りに会い命からがら逃げかえるという経験をしていますし、石山本願寺との戦いでは数千挺と言われる僧兵の鉄砲攻撃で脚に被弾し大けがを負っています
武田信玄はそれらの勢力と示し合わせて織田領に同時進行するという約束だったそうで、もしそれが実行されれば織田信長の命運も尽きていたのかもしれません
ところがいよいよという時にどの勢力も動きを止め4か月もの間緊張の時間が過ぎます
各々に各々の事情があり緊迫する駆け引きがあったと思います
最も身動きが取れず生きた心地がしなかったのは織田信長でしょうね
しかし、武田信玄は病没し後を継いだ武田勝頼は撤収という決断をし、朝倉義景は雪のシーズン前に自国に引き上げてしまいます
結局浅井長政・朝倉義景・武田勝頼ともに順番に織田信長に滅ぼされ石山本願寺も織田信長に白旗を上げますから彼らは千載一遇の唯一のチャンスを自ら逃したことになります
あの4か月を物語に描けばワクワクするような面白い作品ができると思うのですが、現実にはありません
戦国時代の歴史が大きく動いた4か月だったと思います












