エントリー - 神元章雄

高血圧の話 59 特定健診の受診勧奨値

特定健診の令和6年度から用いられている血圧の受診勧奨判定値について基準が変ったとか、高血圧の診断基準が変わったという誤解が広まっていますので、高血圧学会の声明を掲載いたします。   『厚生労働省による「標準的な […]

高血圧の話 58 血圧値の分類

徐々に気温が上昇するにつれ冬場は高値だった血圧も低下傾向を示す方が増えてきました。 下がり過ぎて不安という方もおられるようです。 診察室で測った場合の血圧は ・高血圧    140/以上   または /90以上 ・高値血 […]

心不全の話 11 心不全と腸内細菌

先日の内科学会では腸内細菌と心不全との関係に関する講演がありました。 演者によりますと 「肉や卵・チーズに多く含まれるフォスファチジルコリンが腸内細菌により代謝を受けTMA(トリメチルアミン)に変換され、さらに肝臓で代謝 […]

雑談 49 虚血性心疾患と働き方改革

4月12日~4月14日は東京で日本内科学会でした。 私はオンラインで参加しいくつかの講演を聞きました。 その中で、東海大学の先生の「急性冠症候群の急性期治療」という講演が印象的でした。 急性冠症候群は急性心筋梗塞と不安定 […]

雑談 48 つつじ

今年もクリニックのつつじが満開を迎えました。 本当にきれいな色で圧倒される奇麗さです。 私は歴史小説が好きで特に戦国時代と太平洋戦争に関するものが好きなのですが、このつつじを見るといつも戦国時代の武将武田信玄を思い出しま […]

心不全の話 10 Fantastic4

現在心不全治療薬の柱と言われる薬剤は ・ベータ遮断薬 ・アンジオテンシン変換酵素阻害薬/アルドステロン受容体拮抗薬 ・SGLT2 ・ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬 の4種類で俗にFantastic Fourと呼ばれたり […]

雑談 47 聴診器

私が奈良県立医科大学で医学を学んだ昭和56年~62年はまだ内科診断学全盛の時代でした。 内科診断学とは視診・触診・聴診などの身体所見から病状・診断を探ろうとする、当時は医師の基本技術と考えられていたものです。 心臓の聴診 […]

不整脈の話 23 心房細動 11

この3月に改訂された日本循環器学会2024年版不整脈治療ガイドラインでは心房細動による脳梗塞発症において、低体重(BMI18.5未満)が危険因子として認定されています。 低体重心房細動患者では、全死亡と心血管死の発生率が […]

不整脈の話 22 心房細動 10

3月8日~10日の間、神戸で第88回日本循環器学会総会が行われました。 そのタイミングの合わせて日本循環器学会の不整脈ガイドラインも改訂されました。 いくつかの大きな改訂点があるのですが今回はそのうちの一つ心房細動におけ […]

雑談 46 COVID19 とワクチン

4月からはCOVID19に対する政策が変わります。 発熱外来を実施していない全ての医療機関で、ほかの患者から隔離することなく対応することが可能となります。 現実に医療機関によってはほかの患者さんと同じ待合室で発熱患者さん […]