高血圧の話 6 家庭血圧

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診察室で測る血圧と同様にあるいはそれ以上に重要な意味を持つのが家庭血圧です。

家庭で血圧を測定する際の注意点は

  • 指や手首で測定するものを避け上腕で測定する血圧計を用いる
  • 出来るだけリラックスした状況で測定する
  • 服の上からは測定しない

ことなどです。

複数回測りその全てを記録することや、二回測定結果の平均値を記録するなど様々な推奨がありますが、基本的には一度でも構わないと思います。

診察室で測定すると高いのに家庭では正常という場合は白衣高血圧と呼ばれ高血圧としての病的意義は薄いのですが、逆に診察室で測定しても高くないのに家庭で測定すると高血圧という場合は仮面高血圧と呼ばれ一般の高血圧と同様かあるいはそれ以上に危険だとされています。

実は家庭血圧は診察室での血圧よりも正確な予後予測因子であることが分かっており、当院ではできる限り多くの方に家庭血圧測定をお勧めしております。

家庭血圧を記録するための血圧手帳を用意しておりますのでご入用の方はスタッフにお申し付けください。

 

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