冬になり気温が低下すると血圧は上昇傾向にあるようです。

この季節は特に家庭血圧と診察室血圧に乖離がみられる方が多いように感じます。

例えば診察では145/90であるのに家庭では130/80であるといった具合にです。

診察室に到達するまでに寒い屋外を通過し、若干の緊張感で血圧を測定すると高めになるのはある意味当然かもしれません。

ではどちらの血圧を基準にして治療するのが良いのでしょうか?

家庭血圧と診察室血圧の両者を基準にした治療結果、脳血管疾患の発生率や死亡率の差異を示した論文はありません。

しかしながら家庭血圧を基準に治療した場合のほうがより厳密なコントロールを達成できることが証明されています。

ですので、家庭血圧と診察室血圧に差異のある場合は家庭血圧を優先して治療の基準に用いることが推奨されています。

血圧計にも多くの種類がありますが、手首や指で測定するものは避けてください。

周囲の腱が多く正確に血管を圧迫できないからです。

上腕式のものであれば高価なものである必要はありません。

毎日朝と夕にできるだけリラックスして測定してみてください。