不整脈の話 18 抗不整脈薬の副作用

全ての抗不整脈薬に共通する副作用は不整脈です。

不整脈を治療するために投与された抗不整脈薬が不整脈を引き起こすことは実は珍しいことではありません。

内服すればその不整脈が消失しかつ副作用のない薬はありませんので、治療には細心の注意が必要です。

そもそもその不整脈に治療の必要性があるのか、あるとすれば薬剤での治療が適しているのかあるいは植え込み式除細動器などの手術が必要なのかを判断しなかければなりません。

抗不整脈薬で誘発される重篤な不整脈には

・CAST型催不整脈

・LQT型催不整脈

・その他の催不整脈

があります。

CAST型のものは抗不整脈薬の選択に十分留意する必要があり、

LQT型の不整脈は定期的な心電図モニターや電解質のチェックが必要ですが、女性はこの不整脈が多い傾向にあり特に下痢をした時には注意が必要です。