高血圧の話 47 睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群は主に肥満の方に多く日中の眠気が強く時として交通事故の原因になることから注目を浴びました。
実はこの睡眠時無呼吸症候群は高血圧の原因にもなります。
無呼吸時事には著明な血圧上昇があるのですが、その際の交感神経の過剰活性化が日中まで持ち越され早朝高血圧や治療抵抗性高血圧の原因になることもあります。
こういう方は脳卒中の発症が多いことが分かっており、治療が必要です。
内服薬でどうしても十分低下しなかった高血圧が持続陽圧呼吸療法で正常化することもあります。
高血圧で肥満傾向の方は夜間のいびきに注意してみてください。