エントリー - 神元章雄

高血圧の話 44 糸球体過ろ過 4

糸球体という血液を濾すろ紙に過剰なろ過を強いるとろ紙が目詰まりを起こして腎機能が低下するという説はブレナーという医学者により提唱されハイパーフィルトレーションセオリーと呼ばれます。 私が研修医の頃にブレナーの講演をビデオ […]

高血圧の話 43 糸球体過ろ過 3

腎臓の糸球体は血液を濾して尿を作るろ紙のような構造なのですが、過剰なろ過を続けるとろ紙が目詰まりをおこしてしまい、いったん目詰まりをおこした糸球体は回復しません。 目詰まりをおこして機能を失った糸球体が現れると、ほかの糸 […]

心不全の話 4 収縮機能正常の心不全

収縮機能が正常な心不全には、拡張機能障害による心不全以外にも存在します。 脈が速すぎる場合、脈が遅すぎる場合、ホルモンの異常で体液バランスが崩れる場合など決して稀ではありません。 特に脈拍の早い心房細動は要注意です。 心 […]

高血圧の話 42 糸球体過ろ過 2

大動脈は左心室から出る太さ2~3cmもあるゴムホースのような血管です。 その中の圧力はご存じのように上腕で測定する血圧と同じで120mmHg 程度です。 mmHgというのは水銀をどの程度の高さまで押し上げるかという意味で […]

雑談 36 つつじ

今年もクリニックのつつじがきれいに咲き始めました。 毎年このつつじを見ると、つつじが崎といわれる館に住んだ戦国武将の武田信玄を連想します。 「人は石垣、人は城。人は城なり、城は人なり」 は有名な信玄の言葉ですが、その言葉 […]

高血圧の話 41 糸球体過ろ過 1

高血圧治療の目的は脳卒中・動脈硬化症や腎不全といった臓器障害を未然に防ぐためです。 ですので単に血圧を下げること以外にも、守るべき臓器によって降圧剤の選択は異なります。 全ての高血圧は同じ薬でOKというわけにはいきません […]

心不全の話 3 拡張機能

左心室の機能を測る上で大切なのが拡張機能です。 収縮機能は左心室がポンプとしてどの程度血液を駆出する力があるかを測る、いわばポンプとしての能力です。 一方、拡張機能は左心房から左心室への血液の流入のしやすさです。 左心室 […]

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令和5年春開始接種予定

新型コロナワクチン「令和5年春開始接種」が5月8日から始まります。 令和5年春開始接種は、初回接種(1・2回目)を完了した65歳以上の高齢者や重症化リスクの高い方等を対象に、令和5年5月8日から8月末までに1人1回受ける […]

心不全の話 2 収縮機能

心臓には左心室・右心室・左心房・右心房と4個のポンプがありますがその中で左心室は全身に血液を送り出す役割を持った最大のポンプです。 例えば慎重170センチの方が立っている時に血液は左心室から両足まで送られ、さらに100セ […]