全ての抗不整脈薬に共通する副作用は不整脈です。

不整脈を治療するために投与された抗不整脈薬が不整脈を引き起こすことは実は珍しいことではありません。

内服すればその不整脈が消失しかつ副作用のない薬はありませんので、治療には細心の注意が必要です。

そもそもその不整脈に治療の必要性があるのか、あるとすれば薬剤での治療が適しているのかあるいは植え込み式除細動器などの手術が必要なのかを判断しなかければなりません。

抗不整脈薬で誘発される重篤な不整脈には

・CAST型催不整脈

・LQT型催不整脈

・その他の催不整脈

があります。

CAST型のものは抗不整脈薬の選択に十分留意する必要があり、

LQT型の不整脈は定期的な心電図モニターや電解質のチェックが必要ですが、女性はこの不整脈が多い傾向にあり特に下痢をした時には注意が必要です。

 

 

先週は私自身が新型コロナウィルスに感染し多くの方にご迷惑をおかけしました。

本当に申し訳ありませんでした。

新型コロナウィルス感染症は診断した場合には速やかに届け出る義務があり、厚生労働省のサイトにアクセスすれば当院で何名の新型コロナ感染者の方を診断したかが分かります。

そのサイトを見て「もう710名の方を診断したのか」と思っていたら711人目の感染者が自分だったという間抜けな話です。

感染対策は万全のつもりでしたので、今でもどこで感染したのかが分かりません。

症状は極めて軽微で普通の感冒以下でしたので、部屋にこもっているのが余計苦痛でした。

現在の新型コロナウィルス感染症の致死率はインフルエンザよりむしろ低いそうで、5月からは5類感染症に移行するそうですがそれでも病気にはかからないに越したことはありません。

外出の際にはマスクをして感染には十分お気を付けください。

 

 

ほとんどの高血圧は「原因のない」本態性高血圧と言われますが、実際には複数の遺伝因子と生活環境が関与する多因子疾患です。

遺伝子要因は、それを持っている人は持っていない人に比べて高血圧の発生が高いのですが単純に血圧を上昇させるというより食塩感受性を亢進させる影響が大きいと言われています。

個々の遺伝子を操作することはできませんが、その遺伝子を持っていても塩分制限などの生活習慣の改善で高血圧の発症を防ぐことは可能です。

言い換えるとどんなにたくさん塩分を摂取しても血圧の上昇しない体質は獲得できませんが、塩分摂取量を制限することで血圧を下げることは可能です。

一方稀な遺伝子変異により引き起こされる特殊な高血圧も存在しますが実際には極めてまれです。

リドル症候群・ゴードン症候群・ミネラルコルチコイド過剰症候群・家族性アルドステロン症・11β水酸化酵素欠損症などです。

これらは高血圧以外に電解質異常や男性化などの特徴的な症状があります。

本態性高血圧の場合には体質を変えることは困難ですが、塩分摂取制限などの生活習慣改善は可能です。

 

ChatGPTが話題ですね。

以前マイクロソフトがAIを一般に公開したときに、操作方法を学ぼうと多くの方がオンラインコースをとったようですが、

今回のchatGPTは日本語を含むほとんどの言語で対話形式で操作でき、しかも高速アクセスを望まなければ無料ですので爆発的に普及しているそうです。

私も試してみましたが、まるで人間と会話しているような気持になります。

決まった答えを探してくれるのではなく、何かを創造してくれるので人間並みの知能です。

ちなみにこのAIは法科大学院の入学試験に合格したというので、まさに驚きです。

小説のストリーを考えたり、入試問題を作ってくれたりと思考能力がありしかも自己学習能力があり日々学んでいるので人間の知能を超える可能性も十分にありますね。

そうなると私のような開業医は真っ先に失業かもしれませんね。

 

高血圧は脳の血管の動脈硬化に大きな影響を及ぼしますので血管性認知症の危険因子となります。

ただし、その効果は治療する年代に大きく依存します。

若年期・中年期の高血圧は中年期・更年期の認知症の危険因子であることが分かっており、高血圧を早期に治療することが後年の認知症予防効果につながります。

一方、高齢期になって治療をした場合には予防効果は証明されておらず低血圧もむしろ危険因子とされています。

ですので、認知症予防には高血圧は若年・中年期からの治療が有用ということになります。

 

大動脈瘤の多くは無症状で健診などで偶然発見されるケースが多いのですが、いったん破裂すると救命は容易ではなく破裂の予防が極めて重要です。

大動脈瘤破裂予防に関して降圧が重要なのは疑問の余地がありませんが、その方法に関するエビデンスは案外多くはありません。

ガイドラインには収縮期血圧を105ー120に維持することが推奨されていますが、降圧による副作用がなければ破裂予防には血圧は低ければ低いほど良いのではないかとも思います。

確固としたエビデンスがあるわけではないのですが、降圧薬は一般的にベータ遮断薬が推奨されています。

 

 

 

いつも当院の発熱外来運営にご協力を頂き本当に有難うございます。

ご存じのように当院では発熱や感冒症状のある方は一般の方とは厳密に分けて一階の発熱外来で診察をさせて頂いております。

現在はコロナとインフルエンザが同時に流行しており鑑別に苦慮します。

また最近のコロナ感染は比較的軽症の方が多く、全く発熱のない方も珍しくありません。

単なる咽頭痛や頭痛、倦怠感あるいは下痢のみのコロナ感染症の方も多くみられます。

もちろんこう言った場合にも他人に対する感染力は同じです。

ですので、熱がないから、咳が出ないからといってコロナではないと言い切れないのが現状です。

発熱が無くても感冒症状や下痢のある方は予めお電話いただき発熱外来をご利用ください。

 

健診の心電図でcoved型ブルガダ心電図がみられた場合には精密検査が必要です。

普通とは若干違う場所に電極を装着した心電図や、あるいは薬剤を負荷して記録した心電図が参考になる場合もあります。

24時間心電図などで長時間の心電図を記録し、致死的な不整脈がないかを調べます。

突然死の高いブルガダ症候群と診断された場合に、残念ながら根治させる治療方法はありませんが、不整脈による突然死を防ぐために植込み型除細動器の植え込み手術をします。

薬剤による治療は一定の効果はありますが、突然死を完全に防ぐことはできませんのでやはり植込み型除細動器が必須です。

生粋の大阪人ですからたこ焼き・お好み焼きはお手のものです。

大阪人なら自宅でたこ焼きやお好み焼きを焼いたことのない人などいないでしょうし、大阪で「パーティ」と言えば当然「タコパ」です。

大阪人の定義は自宅にたこ焼きのプレートがあることだと思っています。

しかしその私からみて「円楽」さんのお好み焼きは別格的に旨いです。

マシュマロのようにふわふわで、一枚くらいペロリです。

お店はクリニックのすぐ近くです。

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最近健康診断でブルガダ症候群が疑われる方が増えているように思います。

持参される診断結果には「ブルガダ症候群疑い」としか記載がないので、なぜ増えているのか不明ですが疾患としての認知度がましているのでしょうか?

ブルガダ症候群にはコブド型とサドルバック型があり厳密には前者をブルガダ症候群と定義します。

急に出現する致死的不整脈心室細動を引き起こす遺伝子疾患で突然死の原因になる恐ろしい病気です。

サドルバック型の場合にはブルガダ症候群という診断にはなりませんが、念のため心電図の電極を変えて記録したりある種の抗不整脈薬を内服後の心電図を記録する場合もあります。

突然死の家族歴、原因不明の意識消失発作の既往歴があるなどの場合には要注意です。