高血圧の話 30 飲酒と高血圧
少量の飲酒は数時間の血圧低下作用があります。
特に飲酒後入浴すると血圧低下が著明な場合もあります。
しかしながら習慣的な飲酒は逆に血圧上昇につながります。
実は脳出血はアルコール摂取量に比例し増加するのですが、脳梗塞や慢性腎臓病は少量の飲酒はかえってリスクを低下させることが分かっています。
酒は百薬の長ということわざもありますが、ある部分ではその通りです。
高血圧の方の場合にはエタノールで20~30ml/日以下が推奨され、これはおよそ
日本酒1合、ビール中瓶1本、焼酎0.5合、ワイン2杯に相当します。
女性の場合はこの半量が推奨される量です。