不整脈の話 17 ブルガダ症候群 3
健診の心電図でcoved型ブルガダ心電図がみられた場合には精密検査が必要です。
普通とは若干違う場所に電極を装着した心電図や、あるいは薬剤を負荷して記録した心電図が参考になる場合もあります。
24時間心電図などで長時間の心電図を記録し、致死的な不整脈がないかを調べます。
突然死の高いブルガダ症候群と診断された場合に、残念ながら根治させる治療方法はありませんが、不整脈による突然死を防ぐために植込み型除細動器の植え込み手術をします。
薬剤による治療は一定の効果はありますが、突然死を完全に防ぐことはできませんのでやはり植込み型除細動器が必須です。