心房細動という不整脈は長嶋茂雄さんが脳梗塞を発症してよく知られるようになりました。
血圧が高いと心房細動発症のリスクが増加しますし、
心房細動の方では血圧が高いほど脳卒中発症のリスクが増加します。
ですので心房細動の方では血圧の管理が極めて重要です。
一般に130/80未満を目標に血圧を調節するのが望ましいと言われています。
心房細動の方では脳梗塞予防のために抗凝固剤を内服することが多いのですが、この薬は脳出血のリスクにもなりますのでなおさら十分な降圧が必要です。
心房細動では脈拍が多いとそれだけで心不全を発症しますので脈拍を減らすベータ遮断薬を処方されることが多いです。
もちろん減塩が重要なことは言うまでもありません。