このブログでは高血圧やコレステロールなどの当院で治療することの特に多い疾患を取り上げ紹介したいと思います。

まずは高血圧についてご紹介したいのですが、一口に高血圧といっても種々の疾患を含み治療法もさまざまで、血圧が140を超えたから薬を飲んでおけばいいや、などと軽く考えると大きなしっぺ返しを食らうことになります。

高血圧は頻度の高い言わばありふれた病気です。

高血圧の多くは健診などの機会に偶然発見されることが多く自覚症状がないケースがほとんどなのですが、放置すれば様々な合併症を発症します。

主なものでは脳卒中(脳梗塞・脳出血)、冠動脈疾患(狭心症・心筋梗塞)、慢性腎不全、認知症でいずれも人生を大きく左右するものばかりです。

そしてそれらは治療をすることで発症を未然に防ぐことができます。

収縮期血圧10mmHg または拡張期血圧5mmHgの低下により脳卒中のリスクは41%低下し、冠動脈疾患のリスクは22%低下します。

何かの機会に高血圧を指摘されたら放置せずにぜひ専門医にご相談ください。

単に薬を処方してもらうといったことではなく、人生に大きく影響するような内容のあるお話をお聞きできると思います。

 

Hypertension

受診の際に最も心配なことの一つがコロナウィルス対策だと思います。

当院では、

  • 待合室の椅子をパーテーションで仕切る
  • 使い捨て紙タオル
  • 蛇口は全てタッチレスセンサー式
  • タッチレスセンサー式エタノール消毒液

など様々な対策をしており、発熱や呼吸器症状のある方は別室にて診察することにしております。

また、受診までの時間を駐車場の自家用車内で待ちたい方は受付後に順番がきましたら携帯電話にご連絡することもしております。

当院を受診された方を病院に紹介し、コロナウィルス感染が判明した事例もありましたが、保健所の調査では濃厚接触者なしと判定され、院内感染もありませんでした。

 

クリニックのホームページを一新するのを機会にブログを始めることにしました。
必ずしも医療に関することばかりではなく、医療に関しない個人的な趣味などもとり混ぜて発信したいと考えております。
医療に関することは既に一般にコンセンサスを得ている事項ばかりでなく個人的な意見もご紹介出ればとも思います。
宜しくお願い致します。

院長 神元章雄