心臓病の話 9 冠攣縮性狭心症
一般に狭心症は心筋に血液を供給する冠動脈が動脈硬化により狭窄することが原因です
労作時のみに発作が起こり、発作を引き起こす労作の量や頻度が一定の場合には安定労作性狭心症と呼ばれ、冠動脈形成術とスタチン剤による治療の間で予後に差はないとされてい
一方、労作によらず睡眠時などの安静時に発作が起こり心電図変化が一般の狭心症と違いST部分の上昇がみられるものを冠攣縮性狭心症と呼びます
原因は冠動脈の血管壁のけいれんのようなもので血管には狭窄はありませんが一時的な冠動脈の血流の障害がみられます
1959年にPrinzmetalにより初めて”Variant form of angina pectoris”という論文で報告されたことから異型狭心症と呼ばれましたがこの論文では既にカルシウム拮抗薬が著効することも報告されています
そして今日に至るまでこのカルシウム拮抗薬が冠攣縮性狭心症治療の基本とされています
β遮断薬は基本的に禁忌で発作を誘発する可能性があります







